自己重要感を感じられない
職場の悩み

退職希望から一転、さらなる会社への貢献
の意識に変わった！　　　　

10数年もの間、重要なポストに就いていたCさん。
「ご家族のこと」「通勤時間がかかりすぎる」と
いうことから、転職を考えていらっしゃいました。

カウンセリングを進めていくと、「仕事をやめた
い」と思ったきっかけがわかりしました。

それは、『退職をしようと悩んでいる』』と社長
に相談したときに、「退職してもいい」と快く言
われたことでした。

Cさんが、社長に退職を相談した本当の理由は、
以前、会社を拡大していくことを突然知らされた
ことがあり、自分の自己重要感を確かめたかった
ということでした。

このように、長い間大きな会社で重要なポストに
就かれている方でさえ、ある日、不安感が起こり、
無意識に別の選択をすることが多くあります。

このCさんのような優秀な方でさえも、潜在意識
や無意識で行われている事に気付くことは難しい
ものです。

会社の重要なポストに就いている方がいなくなる
ことは会社側も痛手でしょうが、経営者側の伝え
方によって結果が変わることもあります。

Cさんにやっていただいたことは次のことです。
・今回の課題の根本の原因を知り解決する。
・もう一度、会社にいる意味とその目的を明確に
　する。

その結果、就職時の会社への思いや忠誠心を思い
出し、今まで以上の会社への貢献を決意されまし
た。

私たちには、
「自分は価値のある存在だと思いたい。」
という、強いニーズがあります。

残念なこに、自己重要感が感じられない職場では
大切な人材が離れて行ってしまう可能性がありま
す。

自己重要感はその方の「自信」はもちろんのこと、
「心の安定」にも大変な影響があります。

自己重要感が低い場合には、自分を小さくしたり、
周りの人の顔色が気になります。

また、人間関係では自分を委縮させることも多く
なります。

人に受け入れられているかどうかが、とても不安
になるのです。

ですから、その不安を補い埋めるために「頑張り
すぎる」ことや「犠牲する」ことも多くなります。

自分で自分を認められないため、誰かに認めても
らう事で、自分を保っているのです。

Cさんは、「辞める」と表現することで「必要と
されている」ことを確認をしたかったようです。

どんなにキャリアを積み優秀でも、深層のメカニ
ズムは誰しも同じ。

もし、あなたがCさんと同じような気持ちを感じ
ているのなら、あなた自身のために時間をかけ、
自己肯定感を取り戻してあげて下さい。

せっかく成功しても、それが何かを埋める行為で
しかない場合、自分や相手の価値を認められませ
ん。

それどころか、反対に自分や相手の欠点ばかりが
目についてしまうという残念な結果になるのです。

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おだぎり よう

相談件数７万件超え！２８年以上に渡り完成させた独自メソッドを使い、遺伝子レベルで多くの方々の人生をさらなる幸せであふれさせてきた人生を一瞬で変える専門家。
ソウルコーチングアカデミー理事・Benefit Minds株式会社 代表取締役・ベストセラー作家

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