【癒着と人間関係】
生きづらさ、泥沼化の原因は癒着？

こんにちは
ソウルコーチ西野です。

今日のテーマは【癒着】
癒着というと、何だか良からぬ関係というイメージ
がありますが、今回は人間関係における癒着です。

試しに、自分自身にこう問いかけてみてください。

『あなたのやりたいことは何？』

『何がしたいのかわからない。』という場合、
癒着があるかも知れません。

癒着があると、人間関係に問題が起きやすく、
生きづらさをつくります。

●癒着とは

癒着がどんな状態かというと。

・自分と誰かとの境目がわからなくなり、相手の感じ
ている感情を自分のものと感じている。

・相手を一人の人間として認識できずにまるで自分の
ことのように感じたり、時には扱ってしまう。

それはまるで接着剤で二人をくっ付けてしまったよう
な状態になります。

つまり、自分を生きているようで、生きていない。
他人の価値観で生きている状態なんです。

この癒着のパターンを持っていると、恋愛でも友人
関係でもそのパターンが出てきます。

●日本人に多い母子癒着

母子癒着という言葉を聞いたことのある方もいらっ
しゃるのではないでしょうか。

日本では、母子癒着の傾向を持つ親子が多いそうです。

子供の頃は、お母さんの後をついて回ったり、
いつも一緒にいたいとべったりとしていても、成長する
につれ、親離れ子離れしていくものです。

成長するにつれ、徐々に親との距離が離れていき、
親離れ子離れをし、やがて「自立」します。

そうやって人は、健全な距離に、離れます。

親と子であっても、互いに尊重し合い、支え合う
「大人同士」の関係になるわけです！

この親離れ子離れがうまくいっていないのが
母子癒着です。

●癒着は生きづらさをつくる

癒着のあるところでは、どこか自分の気持ちや望み、
生き方やその価値観などが、「自分でもよくわから
なくなる」のです。

それゆえに、誰か（例えば家族や両親、特に母親）
の目を意識しすぎて、自分のとりたい行動をとれず
にいたり、言いたいことを伝えることが難しくなる、
などの生きづらさを作ることになります。

『いつもいっしょにいたい。』そんな想いも、
うまくいっている時には良いのですが、疲れて
いるときなどどうでしょう。

辛さや、苦しさが出てきませんか？　　

本来なら、

一人になりたいなあ・・・と思ったときは自由に
距離を保てるわけです。

ところが癒着の関係があると、一人になりたいなあ、
と思っても簡単には行きません。
接着剤がついてるので、ちょっとやそっとの力をか
けたくらいではびくともしません。

だから、それを離そうとしたらお互いにものすごい
痛みを伴うようになります。

恋愛関係で別れる時にひどく泥沼化する原因でも
あります。

●自分を生きる

風の時代の今、自分軸で生きることがとても大切だ
と言われています。

自分を生きているようで、他人を生きている癒着は
自分軸と真逆の他人軸。

他人軸でい続ける1年後のあなたは、どんな人生を
生きているのでしょうか。

想像してみてください。

激動の時代といわれる今を、時代の流れに流される
ことなく生き抜くには、どんな状況でもブレない
自分軸を強くしておくことが重要なんです。

まずは、あなたの癒着のパターンを知ることです。

幸せな人生へのヒント