仕事の悩み相談｜部下が仕事を遅らせる心理とは

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仕事の悩み相談｜部下が仕事を遅らせる心理とは 1

仕事の悩み相談の中でも、部下になる方が、指示した仕事を遅らせていくという
ご相談があります。仕事が遅れると、全体の流れを遅らせる可能性がありますし、
そのことについて部下を叱るなどは、大変な労力を使って疲労してしまうこともあるでしょう。
この、部下が仕事を遅らせてしまう心理というのは、どういう心理が働いているのでしょうか？
さまざまな理由はあろうかとは思いますが、今回は、「受動性攻撃行動」という観点から
お伝えしていきます。
人は、表面上イエスと言いながらも、本当はやりたくない、嫌だということを表現するとき、
どう行動するかというと、黙り込んでしまう、実際の作業を遅らせていくということが出てきます。
これは、反抗・抵抗の行動になり、ひいては相手を攻撃している行動になるのですが、
あからさまに攻撃をしているわけではないので、「受動性攻撃行動」と呼ばれます。

仕事の悩み相談｜部下が仕事を遅らせる心理とは ２

不機嫌になると、押し黙るといった行動をとることも受動性攻撃行動なので、
人間関係に支障がでてしまいます。
しかも、この行動は無意識に行っているため、それを表している部下は自分が攻撃していること
の自覚ができません。また、攻撃的な行動をとっている一方で、時には謝ったり、
なだめるような行動や態度を取ることがあります。
上司や周りの人に対して依存的になったり、自己主張を行ったりを繰り返すため、
だんだん自分に自信をなくしてしまうということも少なくありません。
この受動性攻撃行動は、周りを疲れさせるだけではなく、部下本人も疲れてしまうのです。

仕事の悩み相談｜部下が仕事を遅らせる心理とは ３

この研究はアメリカでは進んでいますが、日本では一般にはあまり知られていないことですので、
ご経営者様や上司のお立場の方が知っておかれると、部下との関係に大変役立つ心理だと思います。
この受動性攻撃行動を改善するには、それを行っている部下自身が、
そうなんだと認識することが大変重要になってきます。
また、それによって、部下自身が自己破壊的な行動にもなっていると認識することも
大切なことになります。

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